KAI vol.54 公開中!

新着記事

小説を旅する

ジョバンニの島(杉田成道)

小学生の瀬能純平は弟、父、祖父の4人で色丹島で暮らしていた。1945(昭和20)年9月2日、島はソ連(現ロシア)に占領された。父は食料の隠匿で逮捕。その後、強制移送先の樺太(現サハリン)で父の居場所が判明し、兄弟は列車に乗って会いに行く。

2024/08/07

特集

ワインのように珈琲にもテロワール。多様性の味にこだわる徳光珈琲

大学の祭に個人の珈琲店を出店し話題になった人がいる。価値を高めるために陶磁器のカップを用意し、3年目には2日間で250人も集客した。2005年、石狩の住宅街に「徳光珈琲」を開業した徳光康宏さんだ。石狩店、円山店、大通店、銭函店と店舗を広げ、来年、創業20周年を迎える。

2024/07/17

特集

岩本珈琲:どん底期、1本のギターから 「引き寄せの法則」が始まった

2001年の『さっぽろ喫茶店さんぽ』制作時、岩本さんにとてもお世話になった。「プロが教える“ワンランク上”のコーヒー講座」のコーナーでは、豆やブレンドの基礎知識、家庭での焙煎方法などを丁寧に教えていただいた。その岩本珈琲が今、「コーヒーと音楽の調和」で盛り上がっている。

2024/07/10

特集プロローグ

まちの「間」へ

喫茶店はまちの「ゆとり」や「間」としての役割を担っている気がします。かつてのような文化の発信拠点ではないかもしれないけど、今でも大切な場であり、空間です。以前によく通ったまちの喫茶店に足を向けてみてはいかがでしょうか。懐かしいカウンターとマスターがそこに。

2024/07/10

小説を旅する

溯死水系(森村誠一)

江別市のマンションで、水産加工会社の女社長が殺された。凶器はヤス状の鋭器と推測。江別署は、犯人は顔見知りの可能性が高いと見て捜査した。その後、被害者と面識があり、石狩川でサケの密漁をしていた男を逮捕するが、容疑を否認。その後の捜査で警察は、意外な犯人を突き止める。

2024/07/03

小説を旅する

ぼくらの町がきえた(小林陽子)

奥尻島在住の小学6年生裕次は、剛太と巧の3人で夏休みの旅行の計画を立てた。その夜、島全域で地震が発生し、数分後に巨大津波が襲う。裕次は妹のさゆりの無事を確認するが、両親と祖母は行方不明に。2人は家族を探しながら、島の壊滅状態を目にする。

2024/06/05

小説を旅する

緑のなかで(椰月美智子)

H大学工学部生青木啓太は「緑旺寮」で3年目を迎える。秋、大学企画の一般参加者として数カ月前失踪した母真由美が現れた。家族のことを深く考えている折り、地元の友人の訃報が届く。啓太は弟や両親、友らとの対話を通し、また北の地に癒されて生きていることを実感する。

2024/05/08

小説を旅する

花喰い(篠原勝之)

新宿でクマさん(筆者の篠原勝之)とワカマッさん(映画監督の若松孝二)は、次回作の映画の構想について話し合い、翌月に映画は完成。そして、新作映画を宣伝するために、2人は北海道へ行く。その時にクマさんは、旅をしながら少年時代を過ごしたことを思い出す。

2024/04/03

小説を旅する

マドンナのごとく(藤堂志津子)

札幌の広告代理店に勤める35歳の優子は、10歳年下の自衛官唐沢と同居生活を始める。その後、唐沢と別れて郁馬と同居をする。二人は防衛大学校を卒業した同期のエリート。この二人から、共通のマドンナで居てほしいと頼まれる。

2024/03/06

三井不動産のまちづくり

「レバンガ北海道」とともに~応援しあえる社会に向けて~

三井不動産グループは2「レバンガ北海道」のオフィシャルスポンサーです。2月11には、赤れんが テラスでパブリックビューイングを開催、多くのファンが楽しみました。3月2日には佐賀バルーナーズを迎えて三井不動産グループのプレゼンツゲームが北海きたえーるで実施されます。

2024/02/21

オフィシャルパートナー

アーカイブ

ENGLISH